お見事、大学受験生諸君!

2014年2月21日

松永先生のブログでも紹介されていましたが、今年度は結構、大学受験生の調子が良いんですよね。
もちろん、まだ結果の出ていない生徒もいるわけなんですが、前回のブログでもちょびっとだけ紹介したように、私の生徒だけでも明治大やICUにすんなり(?)合格しとります。
その後、これまた高校受験の頃からの生徒であるKT君もICUに合格していたことが判明。
このKT君や、前回ブログで触れた明治に受かったK君などは、まだ慶應SFCなんかの結果を待ってるとこですけど、いずれも個人で金メダルとったから団体は銅メダルでもいいやといった、ゆとりある気持ちで結果を待っていることと思います。
このK君とKT君(イニシャルで書くと実に紛らわしいんですが・・・)。
二人とも高校受験の時からの生徒なんですが、それから3年たったいま、本当に、見事に「優秀」な人間へと成長してくれました。
何といっても二人とも、「勉強」ならぬ「学問」への関心が高い。
K君は哲学への関心が高く、大学に入ったらウェーバーを手始めに、ハイデガーやカントの著作を読んでいきたいと受験勉強中から繰り返しておりました。
KT君は政治学や社会学への関心が高い。勉強の一環と言いながらロックや現代の民主主義論などの本を受験中から読んでおりました。
「本を読めない人間は大学にいってもしょうがない」というのは最近の松永先生の口癖ですけれども、この二人に関しては、この条件は問題なくクリアできることでしょう。
思えば、高校受験時代は私に繰り返し怒鳴られていた二人ですけれども、今回の受験に関しては実に穏やかに、私も楽しく授業を行うことができました。
それで、きちんと結果も出すのですから、本当に大したものだと思います。おめでとう、K君、KT君!
などと書いていましたら、ここでまたうれしいニュースが飛び込んで参りました。
前回ブログで書いたように、ICU合格を決めていたT君、なんともう一つの受験校である早稲田大の国際教養学部も合格したようです!
ICUか早稲田国際、どちらかに受かれば良いというつもりで受験したにもかかわらず、結果、どちらにも合格するという快挙! 実に素晴らしいと思います!
このT君とは、なんともう6年以上の付き合い。彼が中学受験をした小学6年から、ずっと教師として彼の成長をみてきました。
T君は、とても純真で、そしてまっすぐな男です。自分が「正しい」と信じたことに一直線で突っ走る。差別や不平等を決して許さない、いまどき珍しい正義漢でもあります。
ですが、そのまっすぐさゆえ、周囲から誤解されることもしばしばありました。
中学時代、高校時代と必ずしも周囲から理解されているとは言い難い時期もありました。授業中、何度か悔し涙をこぼす彼を励ましたこともあります。
でも、彼は決して負けませんでした。持ち前の明るい性格で、すぐに自らを奮い立たせました。
そうした際、彼を支えたものの一つが英語でした。
これはもう上野先生のおかげとしか言えないのですが、中1から3年間、上野先生に英語をみっちり習った彼は、学校の先生が帰国子女と間違えるほど英語が好きで、しかも使える学生へと成長していったのです。
そして、つらいことがあっても英語の勉強さえ始めれば、すぐに忘れて熱中できる、そんなふうになっていたのです。
ただし。そのぶん彼が苦手としたのが国語。
決して文章読解力が、とりわけ劣るというわけではないのです。が、思い込んだら突っ走ってしまう彼の性格上、選択問題などで、「答えはこれだ!」と思い込むとなかなか修正がきかない。結果、バツを連発してくらうという悪循環。
この数年間は、何とか彼の国語の成績をあげようと思考錯誤を繰り返した日々でもありました。ずいぶんと厳しい言葉を彼にぶつけたこともあります。
けれど、それは決してつらい時間ではありませんでした。彼のまっすぐで明るい性格に、私自身も何度も救われました。彼もまた、よくついて来てくれたと思います。
そして大学受験。
夏を過ぎたころからは、もうICUと早稲田国際のみにしぼって、対策を二人で繰り返しました。
ICUの「人文科学」「社会科学」と題された日本語長文読解問題を、いかに効率よく、最小の失点で時間内にやりおおせるか。
早稲田国際の国語では、特に苦手な古文で、どう点を取るか。選択肢から内容を、どう推測するか。
彼自身、本当に一生懸命、取り組んでおりました。
そして、その二校に見事合格。
これ以上ない結果だと言えます。いまはただ、「よくやった!」と心からねぎらいの言葉をかけてあげたいと思います。
ただ、一方で、どこか寂しい気持ちがあることも、否定できません。
何といっても6年です。本当に、いろいろなことがありました。
彼がもう、事務所であの元気な声を響かせることがないのかと思うと、彼の合格をうれしく思う一方で、何だか寂しい気持ちにもさせられます。
とはいえ、合格、本当におめでとう、T君。
また、何かの折には事務所に遠慮なく遊びに来てくれよな!