夏休みに文章を書こう

どうもどうも。

夏なのに妙に涼しいなあなどと思っていたら急に蒸し風呂みたいな暑さになったりして全く自律神経がついていかないよ何か風邪ひきそうってな感じの日が続いておりますが皆さん如何お過ごしでしょうか。僕はもう一回風邪ひきました。

さてさて。最近は夏休みということで、普段はV-netに通えないようなお子さんのレッスンが続いております。

その依頼の内容はというと、今夏は、というか毎夏休み多いのが、やっぱり作文です。春先の休みは入試、というか国語全般のご相談が多いのに対して、夏休みは宿題の影響でしょうか、作文の依頼が多いんですね。

いま宿題、と書きましたが、夏休みの宿題と言えば、読書感想文。

子どもたち、だいたい嫌いですよね、読書感想文。その他、日記とか自由研究とか、いろいろな作文の宿題。

でも、ね。

やっぱり重要です。作文。というか、文章を書く力。でっちあげる力。

特に子どもの、小学生くらいの年齢で、文章を書く力を身につけておくと、後々、楽ですよね。

読書感想文なんて、本読んで感想なんて何もないよ、おもろかったの一言で終わりだよ!って気分にも確かになりますが、一方で大人になれば、特に感想も何もないレポートをクソほどでっちあげる必要が出てくることも事実です。

今さら言うことでもありませんが、日本で生きている限り、日本語で文章を書く、作る作業から逃れることは、なかなか出来ません。大人になれば、なるほどそう。

でっちあげもたくさん書かねばならなくなる。例えば就職時のエントリーシート。「本当のこと」を書いてたら、誰も就職できませんよ(っと、就職したことないオッサンがテキトーなことを言ってます)。

でも、こういうでっちあげの文章。思ってる以上に、書くのに困ってる大人は多いみたい。新書のコーナーに行けばわかります。「文章の書き方」的な本の多いこと多いこと。ネットで文章、書き方、で検索すれば、死ぬほど類似のページが出てきます。

となると、やっぱりこういう力を子どもの頃に身につけておきたいところです。

どうすれば、いいか。三つ必要です。

一つはやっぱり定期的に書いておくこと、書き続けること。これは、前にもここに書きましたよね。

文章ってやつは書けば書くほど上手くなります。どんなに下手でも書き続けることです。そのうち、その子どもなりのリズムというか、書き方みたいなものが、ある程度出てきます。逆いうと、長いブランクがあると大人だって「あれ?この文どこで切ればいいの?意味不明に長い文になっちゃったけど」って感じで書き方がわからなくなってしまいます。

次に読書。

やっぱりアウトプットするにはインプットが必要。「何でもいいから文章を書け!」って言われたって、その「何でもいい」のお手本がわかってなければ書きようがない。かといって文を書く段になって「お手本の文章」を探すことなんてできません。だから出来れば普段から本読む習慣があってほしいところ。逆にいつも本を読んでいる子はアイデアさえあれば、自然と言葉が出てきます。

最後はやっぱり自信を持つこと。

これには周りの大人のフォローが必要。とにかく子どもが頑張って書いた作文は褒めてあげること。いや、もっといえば「演技」が大切。いかにも面白い、笑える、すごい!こんなに書けるんだ!って感じで演技してあげてほしいです。親が、大人が、自分の書いた「作品」に興味を持ってくれている、面白がって楽しみにしてくれている、っと子どもに感じさせること。特に小学校の中学年くらいまでなら、これが、子どもが自分の文章力に自信を持つきっかけになる。

とはいえ。

三つ目のもの以外、はっきり言って、そう簡単ではない。少なくとも、周囲の大人の努力だけでは、なかなか文章を書く習慣も、読書の習慣も簡単には身につきません。もし簡単なら、親ならみんなもうやってるはず。

ということで、せめて夏休みくらい、学校や習いごとのないときくらい、腰を据えて文章を書く練習を、読書を、やってくれないかなあ?っと多くの親は思ってしまうし、その思いを汲み取って出されるのが各種の作文の宿題なわけです。たぶん。きっと。いや惰性で出ているわけじゃあない、よね?

でも、ここに落とし穴が。

大人の皆さんも覚えていると思いますが、夏休みの宿題ほど、うっとうしく面倒なものはない。せっかくの休み、勉強や「学校的なもの」から解放されたいのに、こいつのお陰で解放感もなんだか半減。とくに作文は後回しになったあげく、夏休み終盤にひいひい言って仕上げた記憶もあるはずです。

はっきり言って、これでは意味ないですよね。上に挙げた三つ目の要素、「自信を持つ」の反対の効果しかない。つまり「文を書くこと」にネガティヴな印象ばかりが付いてしまって、かえって作文が嫌いになってしまいます。その挙句、大人になって「文章の書き方」のような本を読んでるんじゃ仕方がない。

では、どうすれば、いいのか?  夏休みの作文をポジティヴにこなせて、できれば文章を書くのを好きになってもらう方法は?

そうそう都合よくはいかないにしても、せめてポジティヴには乗りきってほしいところ。それくらいなら、多少は大人の出番もあります。特に子どもが3〜4年くらいまでなら。

それは何とかイベントにすることです。あくまでイヤイヤやる課題ではなく、「作品」をつくる感じを醸すこと。

夏休みの工作とかと同じことです。できれば、お父さんお母さんも、同じ本を読んで、一緒に作文を書いてもいい。それができなくとも、せめてそういう1日をつくって一緒に作文を仕上げてあげて下さい。もし読書感想文なら、本を選ぶところから一緒に選んであげてほしい。

決して、子どもだけの、「孤独な作業」にしてしまわないことです。孤独な事務のごとき「作業」を楽しくやれるはずがない。そうではなく、「文章をつくること」は、あくまで「創作」のはずなのです。そして「創作」とは、できれば皆で「楽しむ」もののはずなのです。

だから、当然、それは自由なものでなくてはならない。あれをしてはダメ、これをしてはダメ、で面白いはずがありません。例えば「感想文」から離れたものになってしまったって構いません。あくまで「文章」を「創作」することが目的なのですから。

「何だか読書感想文というより、小説というか、マンガみたいなギャグばっかり書いてて。。。」別にいいんです。そんな「創作」ができるのなら、思いっきり褒めてあげて下さい。だって大したものでしょう? 他人の「創作」に刺激されて、感想以上のものをうみだすことができたなら。

そう、ここでも同じことを言います。出来上がった「作品」は、それがどんなものであろうとも、褒めてあげてほしい。「演技」して面白がり喜んであげてほしいと思います。それによって作文という「夏休みの宿題」が、個人の「創作活動」として完成します。読み手を持ってこその「作品」です。

そうして、その「創作」を成功させたという幼い記憶こそが、文章を書く、という力を、才能を、その子に芽生えさせるきっかけとなるはずです。

今日もいろいろ長々書いてしまいました。できれば多くの子どもたちにとって夏休みが楽しいものになってほしいと思います。

ということで、僕はこれから娘の夏休み課題、「フォト俳句(何か写真とって俳句をそれに付けるとかいうやつ)」の対策を娘と一緒に考えます。

それでは、それでは。