漢字が書けない!②本編:漢字の覚え方

どうも、どうも。
先週はすっかり冷え込んできたと思ったら今週は妙に暖かくてやっぱり温暖化やべえな等と思う今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕はやっと風邪が治りました。

さてさて、本日は前回の続き。
そう、漢字書けないよ問題について。

また前口上をうだうだ書き連ねていると、それだけで記事が終わってしまいますので、今日はいきなり本題に。
さて、漢字をどうやって覚えるか?

まず、学校でよくやらされる反復学習について。
そう、あの何回も同じ字を書かされるやつです。
これは基本的に評判悪いですよね。どこに行っても。
もちろん工夫を凝らして退屈させない方法を実践されてる先生もおられるんでしょうが、やはり普通に考えて、あの「写経」はあんまり意味があるとは思えません(娘によって実証済み)。
あれはおそらく「習字」教育の流れが残ってるんでしょうね。字をきれいに書くという。
でも、現実は汚い漢字を雑に羅列する自動マシーンに子どもをしているだけです(しつこいですが実証済み)。

いや、それでも1、2年生くらいまでは、まだ意味があるかもしれません。
子どもが幼いうちは、以下に説明するような、字の構成を意識した覚え方が難しいかもしれないからです。
また、「人」とか「木」といった単純な漢字は、やはり形そのものを理屈でなく覚えてしまう必要があります。
でも、さすがにこんな簡単な漢字は、覚えるのに大して苦労しません。
それに反復する必要があるにしても、せいぜい4、5回に留めるべきでしょう。また、どうせなら一定の時間をあけて何回か書いた方が効果があると思います。

そして、繰り返すなら、小学校の中学年以上では、「写経」学習はかえって弊害が大きくなります。
では、どうすればいいのか。

まず、もっとも大切なことは「部首」をきちんと理解しておくことです。
これが意外とないがしろにされている。
しかし、漢字のほとんどは会意文字や形声文字といって、漢字と漢字を複数組み合わせてできています。
つまり、「部首」をいくつか組み合わせているといってもいい。

さらに、「部首」とは多くの場合、漢字の意味を表しています。

これが重要です。
複雑な漢字を覚える際に、ただ機械的に形を覚えてはいけない。
その字の意味を意識しながら覚えることが大切です。

例えば、「私」という漢字。
これは何故、「禾(のぎへん)」に「ム」みたいなやつがくっついてるのか?
「禾」は茎や穂の先に稲などの穀物がぶら下がっている状態を意味しています。つまり穀物を表している。
それに対して「ム」は肘を曲げた腕、または小さな囲み、を表現しています。
つまるところ、「私」とは自分の分の穀物を腕で囲んで確保しようとする行為が変じて、自分自身を指す文字となったのです。
(なお僕は子どもには、穀物を「こんだけワシのもんやでー」と片腕を「ム」の字型にして抱え込む様子、と冗談で説明しています)

もう少し難しい字でしたら、「陸」という文字。
これは「⻖(こざとへん)」に「坴」ですが、さらに細かく分けると、「⻖」に「土 + 八」と「土」が組み合わさっています。
「⻖」はもともと「阜」を簡単にした文字で小高く土が盛り上がった場所を指しています。転じて丘陵や小高い山の意。
そして、「坴」の方ですが、「土 + 八(広がる)」で、高くかつ末広がりになった土を意味し、その下にさらに「土」を配することで、「末広がりに盛り上がった土だらけの場所」を表現しているわけです。
で、のちに例えば、「睦」みたいな字と区別するために、「⻖」を加えるようになったんですね。
(ちなみに「睦」は「坴(土が集まった場所)」で「目と目を合わせる距離で出会う」ことから、「睦じい」という意味の漢字となりました。また「⻖」が右側に付いている「おおざと」は「邑」が変化したもので、居住する人が集まった場所を意味しています。混乱しちゃいますよね!)

そんないちいち意味なんて調べてられないYO! と思った方もおられるかと思いますが、ご安心を。
そんなに毎回調べずとも、ある程度、部首の意味を理解していれば、何回か調べてみた後は、自然とだいたい想像がつくようになってきます。
また、お父さんかお母さんが側についていられるなら、PCかスマホでちょこっと検索すれば、すぐに成り立ちぐらいは出てきます。

それでも難しい場合は、最悪、意味を外さないよう注意しながら、成り立ちをこじつけたって構いません。
「能」という漢字は、実はクマが雄々しく吠えている様子を表した象形文字という説があるんですが、「この字はクマやで覚えろ」じゃ、意味ありません。
むしろ「月(にくづき)」=「肉」であることを意識させ、それに「ム」=「腕、道具」(鋤などの道具をを意味してるという説もあります)と、「ヒヒ」=「両足、あるいは武器」とが合体している字と考え、「肉を手足や武器、道具を使ってせっせと取ってくるっちゅう意味なんやで!」と説明した方がいいでしょう。

いずれにしろ、重要なことは、機械的に覚えないことです。
意味を理解し意識して覚える。
それができれば、一、二回試しに書いてみる程度で、大抵の漢字は覚えられます。
理解した意味内容が、記憶を呼び出すフックとなってくれるからです。
(とはいえ、人間の記憶ってやつは使わなければ忘れちまうもんです。だから何より、覚えた漢字は普段から意識して使っていくことも大切です!)

なお、これは漢字を組み合わせた熟語にも言えることです。
日本語はその成り立ちが独特なために、同音異義語がめちゃめちゃ多い言葉です。
「意義」と「異議」、「意思」と「遺志」など、意味を意識しないとヘンテコになってしまう熟語がたくさんある。
どういう理由で二つの漢字が合体して一つの言葉を作っているのか、しっかり理解しながら記憶したいところです。

では、具体的な手順としては、どうするのか。

まず、習得したい漢字の部首等の構成、つまりどういう漢字と漢字とが組み合わさっているのかを、しっかり意識し理解します。
その上で、目を閉じ、再度、その漢字を強くイメージします。
で、そのとき実際に、漢字の構成を、言葉で説明してみます。
これが非常に重要です。
ぼんやり、曖昧に構成を意識していたのでは、これができません。
しっかり言葉で説明できるぐらい、理解・意識する。
その上で、最後に1、2回実際に書いてみる。
これだけです。実に簡単なはず。

実際に、「械」という漢字で試してみましょう。「械」は小4で習う漢字です。

手順としては、①字の構成要素を理解する、です。
まず、この字は「木(きへん)」と「戈」、それに「廾」で出来ている。
「戈」は武器を表し、「廾」は両手を意味しています。つまり、「戒」は両手に武器を持って用心すること。
それに「木」がつくことで、「木 + 戈」=「木製の武具」を「廾=両手」にはめること、つまり「用心しなくちゃいけない人間の手を木の道具でしばる」→転じて、「ちょっとした用具、器械」の意味となったものです。

ここまで詳しい意味は必要ないとしても、戒めのための木の道具、くらいの意は理解しておくべきでしょう。
それが出来たら、②目を閉じて漢字をイメージし、その構成を言葉で説明してみます。
「えーっと、木へんに、ホコ(戈)を書くでしょう、そんで最後にヨコ棒にタテ線二本みたいな感じのやつ!」(「廾」は「キョウ」と読みますが、こんな感じでもいいと思います)。

そして、最後に③実際に紙に1、2回書いてみます。
繰り返せば、必要以上に書く必要はありません。あくまで試しに書いてみるだけです。
それだけでも以上のことをしっかり行えば、少なくとも、10回も20回も「写経」するより記憶に残ります。
可能ならば、時間を置いてから、再度、同じ文字を復習すると良いでしょう。

また、それぞれに部首等の構成要素を記憶する際のコツとしては、漢字の一箇所だけを集中して覚えようとすると良いと思います。
先ほどの「械」でいえば、まさに「廾」の部分。
他のところは「木」であったり、「戈」であったり、他の漢字でもよく使われているものです。意味もすんなり理解しやすい。
ところが、「廾」の部分は、何を意味してるのかわかりにくいし、言葉でも説明しずらい。他の漢字で使われてるかも、よくわからない。
結果として、「木」「戈」まですんなりイメージ出来ても、「廾」の部分で曖昧になる子どもが多いです。

なので、むしろこの「廾」の部分を集中して意識する、記憶しようとする。
この部分だけは忘れないよう、しっかりイメージできるようにする。
そうするだけで、他の部分は自ずとついてくると思います。

したがって補足手順として、④漢字の覚えにくそうな部分を特に集中してイメージできるようにする、これも非常に大事ですね。

いかがでしたでしょうか。
漢字の覚え方。
げげ! 気がついたらめっちゃ時間かけて、めっちゃ長い文章書いちまってるじゃないか!
こういうときに限って、あんまり読まれないんだよなあ。。。

まあ、いいでしょう。。。
この記事を読んだ方は参考になさってみてください。
僕はまず、自分の娘に実践、特訓しようと思います。

では、精根尽き果てたので、今日はこんな感じで。
それでは、それでは。